TREK DOMANE


ファビアン・カンチェラーラの愛機として活躍しているのがDOMANE。エンデュランスロードという位置づけだけど、スタンダードなロードバイクとは設計面でも大きく違う特殊なバイクと言えますね。僕も好きなバイクのひとつです。アップライトポジションなバイクなので、レースバイクとしてハンドル下げようとするとステムで苦労する人もいるだろうけど、ゆったりロングライド派の人にはスペーサー積みすぎないで済むわけですw


発表直後の衝撃は過ぎちゃったかな~。ISOスピードなんてシステムは「パワーロスになるんじゃないか?」と疑問視されていたのに結果的にそういう声はなくなりましたね?今ではTREKのベーステクノロジーですよね。


構造的にパワーロスは起きにくいね。ISOスピードがシッティング時に不自然に稼働してロスになることが当初は危惧されたけど、”意図的にシッティングで尻を叩きつけたとしてもあまりロスは出ない”と言えるね。シートの後端に座って、コレでもかとヒットすれば別かもしれないけど、それは論外でしょ?




そういう発言が論外なのに許してくれるトレック担当者をありがたく思うべきですよ。店長は。。。



真面目な話。ロスを感じるシチュエーションって様々なんだけど、大きなパワーロスを感じたりするのって、「距離の変化」「角度の変化」に起因することが多いんだ。サスペンションシートポストを想像すると、振動と一緒にサドルとペダルの距離を変えちゃうから、力の伝わりが大きく変わるんだよね。一種のポジションの変動にもなっちゃう。DOMANEではそれが軽微だね。


おぉ~!よくわからない!!そういう変動が少ないのに、振動吸収性がいいってことは、、、、嘘くさいですね!!


DOMANEはISOSPEEDに注目が行きがちなんだけど、店長的にはISOSPEEDはこのバイクの極々一部でしか無いと思っている。①まず、シートステイとシートポストがISOスピード以外では連結していない。このおかげで後輪側の振動は、サドル側に直撃せずに済む。トップチューブから二股に分かれるように伸びるシートステイは左右距離が広く、バイクの左右の安定性を極大化してくれる。②しなやかな乗り味を感じさせるけどBBシェル周辺を含めて、フレーム下部は無茶苦茶硬い。この硬さのまま、他のバイクと同じ設計にしたら、乗り手の入力は相当跳ね返されることになるだろうね。③そして最後にこのバイクの設計は普通のロードバイクとは全く違う!BB下がり80mmという深い船底が脅威の安定性を生み出すモンスターマシンなのですぉ!!



もう全然ついてけない。説明下手すぎワロス。(乾いた笑)


すみません。DOMANEはね、加速のかかりは「はっきり言って悪い!」スピードの緩急に俊敏についていくことには減点する必要があると思う。でもスピードが乗った後の速度維持やバイクがふらつかないことに関しては、その減点分を大きく挽回するアドバンテージが有る!


立ち上がりは重いってことですか?うぅ~む、私わりとシャキッとした感触のほうが好きな気がする。


 踏み出しが云々ってのは、乗り手に影響されるから表現が難しいけど、DOMANEの踏み出しは設計上からしてもワンテンポゆったりしていると思う。カーボングレードが上がった上位モデルは車重全体が軽いから気にならなくなるけど、それでもやはり感じる。僕はいつもDOMANEのことを「船底が深い」という表現でインプレするけど、我ながら当たっていると思っている。思いたい。うん。

船底が深いけど、剛性は高いし、左右のネジレやフラつきは史上最強に抑制されているから、スピードが乗る毎に安定感が増す。ホビーライダーが求める長距離長時間の楽ちんさと、トンデモナイ速度で単独アタックを繰り出すカンチェラーラとのクロスポイントがそこにあるんだと思う。


艦これで言うと、島風ではないけど金剛みたいな感じですか?揃えたくなりますね。TREK艦隊!!


それで例えるといろんな方面の詳しい人達が晩飯食わずにヒートアップするからやめよう。でも確かにそういうイメージでも遠くないかもね。

最後になるけど、ヒルクライムでふらついてしまって、それを抑えこむのに苦労している人にもDOMANEは面白いバイクになると思う。接地感が前後共に高いし、体重の加え方に対しても、挙動がおとなしいから真っ直ぐ進みやすいんじゃないかな?タイムを削ることよりも、”長い時間、長い距離を、自分のペースで”って考えている人にはおすすめしやすいね。

 DOMANEに関しては、こちらの過去ブログ記事などもご参照下さい。http://ameblo.jp/fortunebike/entry-11507082272.html


フロントフォークは軸をくるっと真上から抑えこむようなカーブ。先端部で小刻みに振動を吸収させつつ、フォークの上部の剛性を出しメリハリをつけるためと思われる。剛性感はどのカーボングレードのものを選んでも、メインフレームとのバランスが良い。どんなふうに路面にタッチしているかがわかりやすい。


リアステイは左右幅が広く、後ろ三角の剛性感を出すのに貢献している。


ケーブルラインは問題のない取り回し。シートポストが細いので騙されそうだが、メイン三角は上から見ると物凄いボリュームがある。


シートステイで吸収しきれる微振動と乗り手の体重を含んだ上下動との分担がISOSPEEDを介して一体化する。


内部にはシャフトとベアリング。ちなみに、やってはいけないことですが、このシャフトとベアリングを抜いた状態で走ってもシートポストがクニャクニャしますが、問題なく乗れるだけの強度と剛性が確保されています。(許可を得て短距離を試しました)


特許技術。すでにMADONEや新型DOMANE SLR、MTBモデルなどにも採用されています。振動の吸収性が良いといっても変動量が大きいというより、微振動は吸いとって、大きな振動は物凄いスピードで押さえ込んでいる感じ。上位モデルになればなるほど、軽量なのに振動の収束が早くなってくる。


メーカー公認インプレッション